フリーダイヤルに携帯からつながらないというとき、とても困りますよね。固定電話が家にあればいいですが、無いという人も多いので、本当に困ってしまいます。
なぜ携帯からだとつながらないことがあるのでしょうか?今回その理由についてまとめてみました。
また携帯からかからない場合、連絡をとる他の方法を4つご紹介します。参考にしてみてください。
Contents
フリーダイヤルに携帯からつながらない理由
フリーダイヤルといえば、着信側が通話料金を負担してくれるシステムのことですが、このフリーダイヤルに携帯からつながる場合とつながらない場合があります。
その理由はフリーダイヤルを設定するときに、着信できる電話の種類を選択することができるからなんです。
フリーダイヤルを提供しているNTTコミュニケーションズのサイトには以下のように記載されています。
フリーダイヤルへは以下の回線(端末)からの着信が可能です。
(1)NTTコミュニケーションズのひかりライン回線および0AJ-IP電話、050IP電話
(2)NTT東日本・NTT西日本の電話回線(加入電話)とISDN回線、ひかり電話(0AJ-IP電話)
(3)携帯電話
(4)自動車電話
(5)PHS
(6)他社直収電話など(0AJ-IP電話含む)
(7)衛星携帯電話
ここにも載っているようにフリーダイヤルへは、携帯からかけることができるようになっています。
にも関わらず、携帯から着信できないことがある理由は、通話料金の負担が大きいため、着信の設定を行ってないからです。
固定電話からの着信の場合は(3分間通話)
- 県内通話 8.5円(税込み9.18円)~40円(税込み43.2円)
- 県外との通話 20円(税込み21.6円)~80円(税込み86.4円)
これに対して携帯から着信した場合
- 全国一律130円(税込み140.4円)
と高い通話料金を着信側は負担しなくてはならなくなります。
そのためコスト面などの理由により携帯からの着信が設定されてなく、つながらないということが起きてきます。
では次に携帯からつながらなかった場合に、どう連絡をつけたらいいかいくつか方法をご紹介します。
携帯からつながらいときの4つの連絡方法
もし携帯からつながらないとき、固定電話もなく困ったときのために、4つの方法をご紹介します。
それは
- 公衆電話からかける
- IP電話からかける
- 携帯専用の番号(ナビダイヤル)にかける
- 通常の番号にかける
という4つがあげられます。
では詳しく見ていきましょう。
公衆電話からかける
もし公衆電話が近くにあったり、探して見つけることができたら、公衆電話を使えばフリーダイヤルにつながることが多いです。
但し中には公衆電話を着信設定していないところもあるようなので、必ずかかるとは限りません。
そして公衆電話からかける場合、種類によってお金やテレカを入れなければかけらない場合と、入れなくてもかけられるものがあります。
お金が必要な電話はかけた後に戻ってくるので結局一緒ですが、お金やテレカを用意しておいた方がいいですね。
IP電話でかける
IP電話はインターネット網を利用した電話サービスのことで、電話番号が050で始まり、アプリを使って携帯からもかけることができます。
携帯より格安なIP電話は通話料金の負担が軽く、フリーダイヤルの着信が設定されている可能性が高いので、携帯でつながらなくて困ったら試したみるといいです。
IP電話にはいろいろな種類があり、中にはフリーダイヤルの着信設定がされてあってもつながらないということもあるようです。
通常の番号にかける
フリーダイヤルの他に通常の電話番号が載っていたらそこにかけます。
ですが実際フリーダイヤルしか記載がないという場合もあり、インターネットで調べるなどしてかける人もいます。
携帯専用の番号(ナビダイヤル)にかける
フリーダイヤルの下によく「携帯・PHSからはこちらの番号にかけてください」みたいな感じで0570で始まる番号が記載されていますよね。
これは「ナビダイヤル」といって、発信者が料金を払わなければなりません。しかも20秒ごとにおよそ10円というような、高い通話料金がかかります。
注意しなくてはならないのはナビダイヤルの場合は、たとえかけ放題プランに入っていたり、無料通話分がついていたとしても、関係なく通話料がかかってきます。
そしてかけたときに「ナビダイヤルです」とガイダンスが流れた瞬間から料金がかかってきます。
このナビダイヤルは長い通話になりそうなときなどは、できれば使いたくない番号です。他の方法でつなるようならそちらを使ったほうがいいです。
携帯からフリーダイヤルにかけたとき、つながらない場合はその旨のガイダンスがありますよね。
ですがつながったときには、ガイダンスがある場合とない場合があったりしますが、それはなぜなのでしょうか。
では最後にそのことについて解説していきますね。
フリーダイヤルで流れるガイダンスについて
携帯からフリーダイヤルにかけたとき、もし通じない場合は、「大変申し訳ありません。この番号へはお客様の電話からはおつなぎできません」とガイダンスがあります。
そして通じた場合には「フリーダイヤルでおつなぎします」とガイダンスが流れるときと、何も流れないときがあります。
ガイダンスが流れる場合は、着信側には発信者がどこからかけてきているか地域を知らせているのだそうです。
これはフリーダイヤルのオプションサービスの一つで、「ウイスパー」という機能です。
なので「ウイスパー」のオプションをつけてないと、何もガイダンスがなくつながるということですね。
まとめ
フリーダイヤルに携帯からかけたとき、つながらない場合があります。
これはフリーダイヤルの着信側が通話料金を負担しているので、料金が高くつく携帯は着信設定をしていない場合があるためです。
もし携帯からつながらないとき、固定電話もなく困ったときに連絡を取る方法は
- 公衆電話でかける
- IP電話でかける
- 通常の番号にかける
- 携帯専用の番号(ナビダイヤル)にかける
があります。
フリーダイヤルはかける側にとってはとてもありがたいサービスです。
ですがかからない場合には他の番号が記載されてなかったり、ナビダイヤルのように発信者が高い通話料金を負担しなければならないこともあり、とても不便になってしまう気がします。
とはいえ携帯がこれだけ普及していても、高い通話料金は着信側にとっては大きな負担で、設定がされていないというのも仕方のないことかもしれません。
他の方法を取り入れるなどして、発信側と着信側の両方が通話料金を上手に節約できるといいですね。