お尻は冷たいものだと言われますが、やはり冷えているのはあまり気持ちのいいものではないですよね。
それに冷えているということは、体の他のところに悪影響があるのではと心配にもなります。
私も以前はお尻がとても冷たくて、不快ではありましたが、そういうものだと思ってあまり気にしていませんでした。
ところが、更年期を迎えたころに軽い子宮脱を経験して、お尻が冷えているのは良くないと初めて感じ、改善に努めました。
そしてその結果子宮脱も良くなり、お尻の冷えも改善することができました。
今回その体験談をまとめみましたので参考にしてみてくださいね。
お尻の冷えを解消するおススメな方法
私は40代の後半に軽い子宮脱を経験しました。
その時にいろいろ調べたところ、骨盤底筋という子宮を支えている筋肉が衰えていることがわかりました。
( 詳しくは、↓こちらの記事にまとめてあります。良かったら読んでみてください。
私はもともとお尻と太ももの付け根辺りがいつも冷たくて、子宮脱になった時に初めてお尻が冷たいのは良くないと気が付きました。
骨盤底筋の体操はいろいろいくつか試したのですが、一番続けやすかったのがスクワットでした。
夜寝る前は疲れていたりして面倒くさくなってしまい続かなかったので、毎朝起きてすぐにやるようにしました。
毎朝やるという方法は自分に合ったみたいで、三日坊主の私でも続けることができ、もう1年半以上続いています。
最初は30回位から、無理しないで徐々に数を増やしていきました。
今では毎朝80回行っていますが、あまり増やすと時間もかかるので、とにかく続けていくことが大事だと思い、これ以上は増やさずに行っています。
スクワットを行う時必ずお尻の下の方にある骨盤底筋に意識を向けることが重要です。
日和カラダさんの動画を見るととても分かりやすいです。参考にしてみてくださいね。
毎朝続けているうちに、子宮脱も改善し、お尻の冷えも感じなくなりました。
実は良くなったからと、途中でスクワットをやめてしまったことがありました。
ですが寒くなって来たら、またお尻がとても冷たく感じるようになり、下腹部に時々鈍痛を感じたので、また子宮脱が再発すると思い、すぐにスクワットをやり始めました。
それからこの体操はもう一生やらなければいけないと思い、寝坊したとき以外は必ず続けています。
そしてその他にもお尻を冷やさないように、毛糸のパンツやスパッツは冬には欠かせません。
ではお尻の冷えはなぜ起こるのでしょうか?
それについても簡単に解説していきますね。
お尻が冷えるのはなぜ?
お尻は筋肉量が少ない場所で脂肪が多く、脂肪は筋肉のように熱を作ることができないため、一度冷えると温まりにくいところです。
そして冷えた場所には更に脂肪が付き、更に冷えるという悪循環になってしまいます。
特にお尻はセルライトという頑固な脂肪が多い場所のため、なかなか温まりにくいのです。
そしてお尻が冷えてしまう原因は、
- 血行不良
- 筋肉不足
の2つのことが主に考えられます。
例えば、デスクワークのように座っている時間が長いと、お尻の血の流れが妨げられ、冷える原因になってしまいます。
また長時間同じ姿勢でいることが多いと、お尻や足の筋肉が硬くなったり、運動不足で筋肉量が減って脂肪が増えることで冷えやすい体になってしまいます。
お尻が冷えていると体にはどんな影響があるか、次に見ていきましょう。
お尻が冷えるとどんな悪影響があるか?
実は人体の筋肉の7割は下半身にあるといわれているんです。
そしてその7割のうち半分がお尻の筋肉が占めているため、お尻の冷えは体に大きく影響してしまうのです。
お尻が冷えたままだと
- 下半身を温める血液がお尻でまた冷やされる
- 内臓も冷えて消化器系にも影響がある
- 骨盤内も冷える
といったことになり、
- 下半身太り
- 便秘
- 生理不順
- 不妊
などの原因になってしまいます。
このようにお尻の冷えは体を冷やして、いろいろな症状に繋がってしまう可能性があります。
特に女性の体には多くの影響を及ぼしかねないですよね。
最後に
私は若いときから垂れ尻で、それがとても悩みでした。
年齢も大台にのってくると、もうそれは若いときほど悩まなくなりましたが、この垂れ尻、実は見た目だけでなく体の不調にもつながっていたことが後でわかりました。
40代後半に子宮脱という症状が現れたときは、本当にびっくりして、頭が真っ白になりました。
私の場合は子宮脱という症状に繋がってしまいましたが、もしあなたがお尻の冷えを感じているようでしたらお尻の冷え対策始めたほうがいいです。
やはり何か体に不快に感じるところは、体からのサインなのだと思います。
自分で対策できることは早め早めに対策して、快適に毎日を送れるようにしたいものですよね。
ですがもし何らかの症状が出てしまったら、ひとりで悩まず、また自己判断は危険なので、必ず専門家に相談するようにしましょう。