胃酸の分泌を促進する方法を知っておくと、体調管理がしやすくなります。
食べ合わせの飲み物を変えるなど、ちょっとした工夫だけで胃酸の分泌を助けることも可能です。
今回は胃酸の分泌を促進する方法を3つ紹介します。
胃酸が不足すると様々な体調不良の原因になりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
胃酸の分泌を促進する3つの方法
1)リラックスをする
過度のストレスは胃酸の分泌を妨げてしまいます。
なので、胃酸の分泌を良くするためにも、リラックスして食事をすることが大切です。
そして良く噛むことで、胃での消化の助けとなります。
2)栄養を摂る
上記でも述べましたが、
- カルシウム
- 鉄分
- 塩分
は胃酸を作るもととなるので、意識して摂るようにしましょう。
塩分については、健康のために減塩がいいとされていますが、良質の塩を摂ることが、とても重要です。
そして、亜鉛は胃酸の分泌にとても必要な栄養素です。
亜鉛を多く含む食品は、
- かぼちゃの種
- ピーナッツ
- 豆
- 玄米
- ジャガイモ
- 牛肉
- カニ
- チキン
- あさり
- サーモン
- ヨーグルト
- チーズ
などです。
3)飲み物を工夫する
またジンジャー・ティーは消化を助けますので、食事のときに一緒に飲むと効果的です。
他にも、スプーン1杯の100%レモン汁を3倍ぐらいに薄めて飲む方法があります。
毎回食事中に何回かに分けて少しずつ飲みながら食事をすると、胃酸の分泌が促され、消化の助けとなります。
胃酸減少の原因と症状
食べ物の消化に重要な胃酸が少なくなってしまうと、胃の中の食べ物がうまく消化されずに、様々な不調の原因になってしまいます。
胃酸が減少してしまう原因には次のようなものが上げられます。
1)食べ物や飲み物の偏り
冷たいものを飲みすぎたり、濃い緑茶などのようなアルカリ性の強い飲み物をたくさん飲むと、胃酸の働きを阻害する原因になります。
これは胃酸の酸が中和されるためです。
また、甘いものを食べ過ぎると胃を弱くする原因となります。
2)栄養不足
- カルシウム
- 塩分
- 鉄分
は胃酸をつくる材料となる栄養素です。
これらが不足すると、胃酸の量が減少する原因になってしまいます。
3)その他
加齢が原因で胃酸が減少してしまうこともよくあります。
そして、日本人は胃酸の分泌が少ない人が多いそうです。
胃酸減少により胃の調子が悪くても、胃酸減少が原因だとは思っていないこともよくあります。
胃酸とは
一日に胃液は1.5~2.5リットルも分泌されているそうです。
その胃液には、塩酸、ペプシノーゲン、粘液の三種類の成分からできています。
その中の塩酸が、胃酸のことです。
食べ物の消化にに最も重要な役割を果たし、また食べ物と一緒に入ってきたウイルスや細菌やっつけてくれます。
ペプシノーゲンは、胃酸と混ざって『ペプシン』というたんぱく質を消化する酵素に変化します。
そしてもう1つが粘液です。
この粘液があるおかげで、胃酸の強い酸に胃粘膜が傷ついてしまわないように、塩酸が中和されています。
胃酸が減少すると・・・
胃酸が減少すると消化不良になり、必要な栄養が吸収されずに、様々な不調の原因になってしまいます。
下痢、便秘、頭痛、不眠、だるさ、うつ、貧血、骨粗しょう症などの症状につながります。
また、ビタミンやミネラル不足にもなるので注意しましょう。
まとめ
胃酸が少なくなるといろいろな体調不良の原因になるので、食生活やストレス対策など気をつける必要があります。
私自身、胃もたれに悩んでいました。なので、普段の食生活など身近なことを取り入れ、胃もたれがかなり楽になりました。
もちろん自己判断は危険なので、医療機関で自分の体がどうゆう状態なのか、まずは知ることが大切ですね。