充分睡眠をとってるはずなのに、昼間あくびばかり出る、仕事や勉強に集中できない、眠気に何度もおそわれる…
そんな時は身体が酸欠になっているかもしれません。
そしてそれは呼吸が浅いことが原因の場合があります。
呼吸は普段無意識にしているので、気づかないうちに浅くなっていたり、止めてしまっていることがあったりするんですよね。
呼吸が浅いことで身体が酸欠状態に陥ると、様々な不調の原因になってしまいます。
もし頻繁にあくびが出るという人は、体が酸欠状態に陥っている危険信号かもしれません。
そこで今回、呼吸が浅くなるのはどうしてなのか、また呼吸が浅いことであくびが頻繁に出るのはなぜか、その原因についてまとめてみました。
参考にしてみてください。
Contents
呼吸の浅い4つ原因
特に異常がないにもかかわらず呼吸が浅い人には、主に以下にあげたような4つの原因が考えられます。
ストレスや緊張状態
呼吸をコントロールしている脳幹はストレスを感じたり緊張状態が続くと、うまく機能しなくなることがあります。
その結果呼吸は浅くなってしまうというわけです。口呼吸
花粉症などによる鼻づまりなどの影響により、口呼吸の人が増えています。
口呼吸は鼻呼吸に比べて十分に酸素を取り込むことができません。
口呼吸が癖になっているという人は、結果的に呼吸は浅く酸素不足になりがちです。姿勢の悪さ
猫背など背中を丸めた姿勢は、胸周りを圧迫して横隔膜の動きを邪魔してしまいます。そのため深い呼吸ができずに、十分に酸素を取り込むことができません。
運動不足
仕事でデスクワークなど一日座っていることが多いなど運動不足の場合も横隔膜の動きが鈍くなりがちです。
すると周辺の筋肉が凝り固まって、呼吸の浅さにつながってしまうのです。
呼吸が浅いとあくびがよく出るのはなぜ?
あくびは眠いときや退屈なとき、疲れているときによく出ます。
また逆に緊張しているときに出てしまうこともあります。
あくびは脳が血行不良など働きが鈍くなったときに、酸素を取り込もうとして起こることが主な原因です。
また緊張しているときあくびは、身体をリラックスさせるためだったりします。
あくびは身体の疲労を回復させたり、リラックスを促す重要な働きをしているのです。
あくびは脳が訴える酸素不足
あくびがあまりに頻繁に出る場合、身体は酸欠状態に陥っている可能性があります。
特に脳は他の臓器と比べて、10倍もの酸素を消費します。
身体が酸欠のとき、脳には酸素が十分に行き渡りません。
そのため頭がボーっとしたり、やたらに眠い、あくびばかり出る、という状態になってしまいます。
この酸欠状態の原因の一つが『呼吸が浅い』ことによって起こっているわけです。
酸欠状態が続くとどうなるか
私たちは酸素がなければ生きていけません。
なので身体に十分な酸素が取り込まれていないということは、身体が正常に機能しなくなってしまうことにつながります。
酸欠状態が続くと、身体はいつもだるかったり、気分もイライラしたり、やる気がでないなど心身ともに元気が出ません。
また身体の症状として
- 便秘
- 肩こり
- 冷え性
- シミやしわが増える
- うつ病
- 免疫力の低下
なども起きてきます。
免疫力の低下は更に様々な病気を招く原因につながってしまうので、怖いことですよね。
正常な呼吸で十分な酸素を身体にしっかり取り込むことは、健康を保つためにとても重要なことです。
浅い呼吸の改善するには...
腹式呼吸
腹式呼吸を毎日の生活の中に意識的に取り入れてみましょう。
[腹式呼吸のポイント]
- お腹に空気を取り込むように鼻から息を吸う。
- お腹の空気を吐くように、ゆっくりと鼻から息を吐く。
- 吸うときよりも、吐くときに意識をする。
- 完全に吐ききって力を抜くと、自然に空気が入ってくる。
呼吸が浅いと気がついたときや、寝る前や起きたとき、休み時間に定期的にやってみるといいです。
運動
運動は、肺や横隔膜が鍛えられるので、肺活量のアップにつながり、酸素を多く取り込めるようになります。
適度な運動を定期的に取り入れることで、酸素を十分取り込める身体作りをしていきましょう。
最後に
呼吸は
- ストレスや緊張状態
- 猫背などの姿勢の悪さ
- 口呼吸
- 運動不足
が原因で浅くなりがちです。
呼吸が浅いことで、身体が酸素不足になり、様々な不調の原因につながってしまいます。
私自身あくびが多く、仕事中に度々眠くなり、集中力がないことがとても悩みでした。
いろいろ調べているうちに、呼吸が浅いことも原因の1つだと気づくことができました。
仕事中の眠気は本当に辛いものがありますが、眠くなってあくびが多くなってきたら、深呼吸をして酸素を取り込むよう心がけています。
当たり前すぎて軽視してしまっていた呼吸がどれほど大切か、今回自分の身体を通して知ることができました。