畳は古くなってくると汗や湿気などにより、カビがはえたり匂いが気になったりすることがあると思います。
それにペットのいる家では、畳にオシッコをされて、匂いがなかなかとれないなんてこともありますよね。
匂いって人によって感じ方は違いますが、気になり始めるとどうしようもないですよね。ひどいと気分が悪くなることもあったりして…
私も苦手な匂いは吐きっぽくなることもあったりしてダメですね~(汗)
そこで今回畳に染みついたペットの尿臭やカビ臭さなど匂い対策についてまとめてみました。
参考にしてみてください。
Contents
畳の匂いを消す効果的な3つの方法
畳のお掃除で、消臭効果も期待できる主な3つの方法をご紹介していきますね。
1.お茶がら
畳の掃除にお茶がらを使うのは、昔からあるやり方です。
お茶がらを半乾きの状態で畳の上にまき、畳の目に沿ってほうきで掃きます。
畳は水に弱くカビの原因になりますので、お茶がらは水分を絞った半乾きの状態で素早く行うことがコツです。
するとお茶がらがゴミや汚れを吸着してきれいにしてくれます。また消臭・殺菌効果があるので、匂い消しとしても効果的です。
普段のお掃除に取り入れてみるといいですね。
2.熱湯
ペットが畳の上にオシッコをしてしまったとしたら、その匂いは結構強くて取れにくいですよね。
ペットのオシッコの匂いの成分を撃退するには熱湯がおすすめです。匂いは熱湯でほとんど分解してしまうのだそうです。
その方法は、
- まずオシッコの水分をできるだけ吸い取る
- 新聞紙、乾いた雑巾やペットシートでよく吸い取るか、塩、小麦粉、ベビーパウダーなどをふりかけ、水分を吸わせて掃除機をかける
- その後熱湯を少しずつかけ、すぐよくふき取るということを何回か繰り返す
- 畳を立てかけて乾かすか、無理なようなら新聞紙で残った水分を吸わせる(新聞紙は水分だけでなくにおいも吸いとる)など、しっかり乾かす
*熱湯の扱いには十分注意しましょう。
ペットが畳にオシッコをしてしまった場合、そこの部分に少しでも匂いが残っていると、また同じ場所でしてしまうのだそうです。
なので匂いが残っていないように消臭剤を併用したり、ペットの嫌いな匂いのスプレーしたり、念を入れておくことをおすすめします。
消毒用エタノール
消毒用エタノールは殺菌、消臭効果があり、カビは見当たらないけど、畳がなんだかカビ臭いというときや、はえてしまった青かびの場合に有効です。
また時々エタノールを染みこませた雑きんでふくと予防にもなります。
エタノールには、消毒用エタノール(濃度75%~80%)と無水エタノール(濃度99.5%以上)の2種類があります。
カビ撃退には消毒用エタノールを使います。
使い方は
- 畳にはえたカビにエタノールを吹きかける(先にエタノールでカビの殺菌)
- カビを古い歯ブラシやタワシでやさしくこすり落とす
- 掃除機を弱でかける
- カビのはえていたところを中心に多めに消毒用エタノールを畳全体にかけ、乾いた雑きんでふく
- エタノールを再度吹きかけ、乾いた雑きんでふく(2〜3回繰り返すとより効果的)
*換気をよくして行いましょう。
*またマスクを着用したほうがいいです。
【湿気の多い畳の場合】
もし畳がジメジメしている場合、消毒用エタノールでは濃度が薄くなり効果が減ってしまうことがあります。
通常無水エタノールは消毒の効果がないのですが、水で薄めることにより効果が発揮されます。
なので水分を多く含む畳に使う場合、無水エタノールを使うことで畳の水分と合わさって調度いい濃度の消毒用のエタノールになります。
畳の状態に合わせて使い分けてみることをおすすめします。
【黒かびが生えている畳の場合】
カビも更にひどくなると黒かびなどのような日光にも強いカビはえてくることがあります。
そうなるとエタノールも思ったような効果が出ません。
そんなときはワイドハイターなどの酸素系の漂白剤に重曹を混ぜ合わせてつくる洗剤が効果的です。重曹を合わせているので消臭効果も高い方法です。
分量は漂白剤:重曹=1:1で、出来上がりはどろどろとしたペースト状になります。
この洗剤を綿棒などを使い、黒かびの部分にだけ塗ります。5分ぐらいしたらぬれた雑きんでたたくようにして洗剤を取り除きます。
これを黒かびのシミが取れるまで繰り返します。
シミが取れたらぬれた雑きんと乾いた雑きんでよくふき取り、最後に乾いた雑きんでしっかりふいたら終わりです。
*漂白剤も重曹も畳を変色させてしまうので、カビ以外の部分には塗らないように気をつけましょう
おすすめ出来ない畳のにおいを消す方法
畳のにおいを消すのによくおすすめされているのに、酢と重曹を使った方法があります。
ですが、効果がある反面かえってカビの原因になってしまったり、畳を変色させてしまうこともあるのであまりおすすめできません。
酢
酢は殺菌作用もあり、畳の掃除やにおい消しに効果を発揮してくれますが、酢の成分が残ってしまうと、カビの餌になりカビを繁殖させる要因のひとつにもなりかねません。
もし酢を使う場合は酢が残らないようにしっかりふき取りましょう。
重曹
重曹も消臭効果が高いので、畳の匂い取りに使いたいところですが、重曹は畳を黄ばませてしまうので、特に新しい畳には使わない方がいいです。
もし重曹を畳にまいて消臭する場合、畳が乾いた状態で、あまり時間をおかずに掃除機で吸い取ってしまいましょう。
畳のカビ臭やペットの尿臭などは誰にとっても嫌な匂いですが、新しい畳のイグサの匂いが苦手という人もいます。
新しい畳の匂いを消したい
新しい畳はイグサがすがすがしく香ります。でも苦手という人にとっては嫌な匂いでしかありませんん。
これを消すことはできるのでしょうか?
この匂いはイグサから発せられているので、消臭のため何か別のものを使うとかえって変な匂いになってしまうことがあります。
なので消臭対策としてはあまりいい方法がなく、変色してしまうのを覚悟で日に干すのが一番効果的なようです。
この匂いは半年から1年ぐらいかけて徐々に薄れていきます。できるだけ換気をよくして薄れるのを待つしかないようです。
ここまで畳の匂いを消す方法について見てきましたが、普段の畳のお掃除は正しくできているのでしょうか?
最後に基本的な普段の畳のお手入れについて復習の意味でも見ていきましょう。
基本的な畳のお手入れ
畳の普段のお掃除は掃除機をかけるだけで十分なのだそうです。
ただかけ方にコツがあります。
- 畳の目に沿って静かにゆっくりとかける
- 同じ部分を何度か往復してかける
- 掃除機のファンでホコリを舞い上げないように、掃除機は手に持ってかける
- 換気を良くして行う
以上の点を踏まえて、掃除機がけを行いましょう。
また畳のお手入れで水分の多く含んだ雑きんでふくのは厳禁です。雑きんでふく場合は固く絞って行います。
【色あせた畳が復活】
色あせてしまった畳を抹茶を使って青畳として復活させることができます!
- ぬるま湯1リットルに抹茶を2さじ入れてよくかき混ぜる
- これで雑きんを固く絞って畳をふく
- 3~4日続けると、畳に抹茶がしみ込み青畳として復活
新品同様とはいきませんが、これはぜひ試してみてください!
まとめ
畳は古くなってくると、汗や湿気でカビ臭がしたり、また飼っているペットがオシッコをしてしまって匂いがとれないなんてこと、よくあることですよね。
この畳に染みついてしまった匂いを消すためのおすすめの3つの方法は
- お茶がら
- 熱湯
- 消毒用エタノール
です。
そのほかにもいろいろ方法があるようなので、いろいろ試してみたり併用してみたり、より効果的な方法を見つけてみてくださいね。
匂いは気になりだすと気分が悪くなる人もいるので、気持ちよく毎日を過ごすためにも、しっかり対策していきましょう。