使いやすくお気に入りのシャーペンは長く使いたいですよね。
でも使えば使うほど年季が入り、汚れも目立ってきます。
特にグリップの部分は黄ばんだり黒ずんできたり、素材によってぬるぬるしてきたりします。
ぬるぬるしてくると滑って使いづらくなってしまいます。
このぬるぬるを除去していつもどおり使える方法はないか調べてみました。
結構工夫してきれいにして使い続けている人も多いようですね。
今回その方法をまとめてみました。
シャーペンのグリップのぬるぬるの原因と除去方法
シャーペンのグリップのぬるぬるの原因な何か?またそのぬるぬるしないために何かできることはあるのかについて、詳しく見ていきましょう。
ぬるぬるの原因
シャーペンのグリップの部分がシリコンゴムの素材のものがあります。
シリコンゴムには柔らかくするために、シリコンオイルという可塑剤(かそざい)を添加しいます。
柔らかいシリコンほどオイルを多く含んでいます。
このシリコンオイルは「加水分解」という水分との化学変化で溶け出してしまうことがあります。
これがグリップのぬるぬるの原因です。
またシリコンゴムは油となじみやすいので、手の油分も吸収してしまいます。これもまたグリップをぬるぬるにしてしまう原因です。
それでもシリコンゴムは水には割と強く、酸やアルカリの影響での劣化が進みやすいです。
汗は弱酸性のためシリコンゴムの劣化を早める原因といえます。
なので手汗の多い人の場合グリップのぬるぬるがより引き起こされやすくなってしまいます。
ぬるぬるの除去方法
対策といっても劣化を防ぐことはなかなかできません。
それでもなるべく風通しのいいところに保管することがいいようです。
シャーペンの場合はペンケースに保管する人が多いと思います。なので風通しが悪く、劣化が進みやすい環境での保管になってしまいがちです。
そこでぬるぬるを除去する方法として
- グリップをはずして洗う・・・台所の洗剤、石鹸
- 消毒用エタノールでふき取る
この2つの方法で除去している人が多いようです。
ですがきれいになってもまたすぐにぬるぬるしてくるようでしたら、グリップの部分だけ購入するという方法もあります。
その他の汚れについて
シリコンゴムはぬるぬる感のほかに、黄ばみ、黒ずみ、ホコリなどの汚れがつきやすいという点があります。
ちょっと落としただけで砂がたくさん付いてしまい、なかなか取れなくなってしまうなど。
いろいろ方法はあるようですが・・・
グリップ部分をはずして
- 水洗い
- 食器用洗剤で洗う
- 石鹸で洗う
- 漂白する(黄ばみ)・・・多少ダメージあり
グリップ部分をはずさずに
- ティッシュに消毒用エタノールを含ませてふき取る
- シーブリーズでこすってふき取る
- シリコンオイル(アーマーオイル)をすり込む
- 算盤のすべり粉をすり込む
- ウエットティッシュでふき取る
- 消しゴムでこする(べたべた汚れ)
- セロテープやガムテープでとる
などいろいろな方法があるので試してみてください。
後、手の油分や汗が汚れの原因にもなるので、手をよく洗ってからシャーペンを使うと、あまり汚れがつかないそうです。
ペンケースの中の汚れがグリップについてしまうので、ペンケースの中もきれいにすることも必要です。
筆圧による肩こり
合わないシャーペンを選ぶと、肩や首、腕にとても負担がかかることがあります。
人によって筆圧といって、ペン先にかかる圧力が強い人と弱い人がいます。
筆圧が強いことが肩こりの原因になってしまっていることがあるのです。
自分に合うシャーペンを見つけることで、実際肩こりが楽になったという人もいます。
いろいろ試して、なるべく疲れにくいものを見つけることができるといいですね。
また筆圧が強い原因に、間違った持ち方の場合もあります。
悪い癖を直すことも考えながら、自分にあったシャーペンを見つけましょう。
最後に
お気に入りのシャーペンだと、上手に使って長く愛用したものですね。
人によっては、5年や10年も使い続けている人もいるようです。
逆に1年もしないうちにグリップがぬるぬるして、新しく買い換えたという人も・・・。
シャーペンの機能には問題なく、グリップの汚れだけの問題だったら、きれいに掃除して買い変えることなく使い続けられたらと思います。
そのためにもちょっとでも役に立てればと思い、簡単ではありますがまとめてみました。
いろいろ試したもダメだったら、グリップのところだけの購入するのもいい方法ですよね。