切手は薄い紙でできているので、うっかり破いてしまったなんて経験のある人も多いと思います。
私はちょっとぐらい欠けていても大丈夫かなとか、金額のところまで破けていなければ大丈夫かなとか、上手に張り合わせれば大丈夫かなとか思っていたんですよね(苦笑)
でも調べてみると意外と厳格だということがわかりました。
なので今回破れてしまった切手は使えるのかどうかについてまとめてみました。
また破れたり汚れたりしていないけれど使う予定のない切手はどうしたらいいかについても解説しています。参考にしてみてください。
切手が破れたら使っても大丈夫?
切手は基本的に破れたり汚れたりしたものは一切使用不可です。
周りの白い部分が少し欠けるぐらいならまだ大丈夫そうですが、印刷部分(印面)まで切れていると使えなくなってしまいます。
下記のように内国郵便約款の第44条に記載されています。
(汚染等された切手類)
第44条 汚染し、若しくはき損された郵便切手又は料額印面の汚染し、若しくはき損された郵便葉書、郵便書簡若しくは特定封筒は、これを郵便に関する料金の支払のために使用することができません。
これは破れたものを張り合わせて新品に見せかけようとする不正を防ぐためです。また汚れた切手も消印の後をごまかそうとするのを防ぐために、使えないということです。
場合によっては少し欠けているぐらいや少しの汚れなら、窓口で実際に郵便を出す際に限り融通を利かせてくれたり、破れた破片が全部揃っていれば交換してくれることもあるのだそうです。
切手の破損状況によって、窓口の担当者がどのように対応してくれるかは聞いてみないとわからないので、実際に郵便局に持ち込んでみるといいです。
また差し出された郵便物の切手が破損していた場合、全部が剥がれてしまっている場合は、基本的に差出人に差し戻されます。
ですが切手が貼られていた痕跡があれば、正当な代金分が貼られていたとみなして、そのまま送付することもあるのだそうです。
これは機械を通すと切手がちぎれてしまうことがあるので、違法であったも、切手が破損しているのが差出人が故意に行ったのか機械のせいなのかがわからない場合があるということからです。
自分では気を付けていても、買った時点で破れていることがあるかもしれません。なので次に切手の購入時に気を付けることについてまとめてみました。
切手を購入するときの注意点
切手をコンビニなど郵便局以外の場所で購入する場合、店員さんが切手の扱いに慣れていないことがあるので、渡される切手が破損していないかを確認した方がいいです。
切手を切り離すときに破れてしまうことがあり、その場合は思い切って交換してもらうようにしましょう。
また何枚か購入した場合、切手同士が重なって、切手ののりで印面が剥がれてしまうことがあります。
印面が破損すると切手が使えなくなる可能性が高くなるので、これも要注意です。
私の実家はタバコやお菓子などを売っている昔からよくある小さなお店なのですが、切手も売っています。
子供の頃に店番の手伝いを時々しましたが、切手を買いに来るお客さんもいました。
切手を切り離すときに、優しくやらないと白い部分が破れそうになることがあり、そうっとやったのを覚えています。
切手は破損してしまうと使えなくなるので、交換も基本的にはしてもらえません。
ですが新しいものと交換してもらえる場合があるので、次にそのことについても見ていきましょう。
新しい切手と交換できる場合
切手を間違えて封筒に貼ってしまった場合など剥がしたいとき、もし失敗して切手が破れると使えなくなってしまいます。
手数料が5円かかりますが、郵便局にそのまま持ち込むと新しい切手と交換してもらえます。
その他にもう使わなくなった未使用の切手や書き損じのハガキ、また使わなかった年賀ハガキなど、返金はしてもらえませんが、手数料5円で新しい切手やハガキに交換してもらえます。
詳しくは郵便局のHPに載っています→書き損じはがき・切手の交換
その他に切手をセロテープで貼ってしまったという場合、消印が押せないことがあるので窓口に問い合わせてみたほうがいいです。
まとめ
切手は破れたり汚してしまったら、基本的には使えないということでした。
ですがその状態によって、使えたり交換してもらうことができる場合がありますので、郵便局の窓口に問い合わせてみるといいです。
また切手の購入時には、切手が破損していないことを確認したほうがいいです。後で破れていることに気が付いて使えなかったなんてことにならないとも限りません。
主に使うことが多い切手はそれ程金額は多くはないかもしれません。ですがやはりお金と同じ扱いのものなので、大事に取り扱っていきたいですね。