お彼岸のお墓参りにお供えする花は造花でも大丈夫?

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3月といえば春のお彼岸ですね。

お彼岸といえばお墓参りに行かれる方が多いと思います。

でも最近ではお墓が遠く、なかなかお参りに行かれないという方も多いですね。

そのためお墓のお世話が思うようにできず、お供えのお花を造花にする方も増えてきているよ

うです。

大切なことはご先祖さまを思う気持ちです。

そこで造花をお供えする場合のメリットや注意点についてまとめてみました。

参考になれば幸いです。

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造花をお供えする2つのメリット

衛生的

お供えのお花を造花にするメリットは、一番は衛星面だと思います。

生花は枯れてしまうと見た目も衛生面もよくありません。

残った水には虫がわいたりすることもあります。

なのでこまめなお花のお手入れが必要になってきます。

その点造花は枯れることはなく、水をあげる必要もないので、衛生的で虫対策にもなります。

霊園や公園墓地など場所によっては、お花の処分をしてくれないところがあります。

枯れたお花をそのまま放置することになってしまったり、あまりお墓参りに行かれない場合、

ご先祖さまが寂しくないよう、造花をお供えして華やかできることも造花のメリットです。

経済的

造花をお供えした場合、退色や劣化によりおよそ1年ぐらいで買い換える方が多いそうです。

一度お供えすると何度も替える必要がなく、経済的なところも造花のメリットです。

造花によっては水洗いができるものもあります。

中には本物と間違えるほどに精巧に作られている「リアル造花」というものもあるそうです。

価格は様々ですが、造花にかける費用は3,000円ぐらいが平均的だということです。

造花とは違いますが、ブリザードフラワーという生花を特殊加工したお花をお供えする方も

最近は増えているようです。

こちらも水が必要なく、美しいまま長持ちするお花です。

造花と共に生花に代わり経済面と衛生面でメリットがあります。

造花をお供えする際の注意点

トラブルになることも・・・

お墓に生花をお供えする理由は、花がいずれ枯れてしまうことから、「命の尊さや儚さ」を説

いた仏教の教えからきています。

なので造花をお供えすることは仏教の教えに反すると、よく思わない方もいらっしゃいます。

また造花では手抜きに見えるのではないかと後ろめたさを感じる方もいるようです。

お嫁さんが造花をお墓にお供えしたら、お姑さんが怒ってしまいトラブルになってしまったと

いう方もいるそうです。

このように中には親族間でトラブルになってしまうこともあります。

造花をお供えのお花とする場合は、まず親族に相談してみましょう。

またお墓のある寺院の住職にも相談したり、他の参拝者の方々に合わせ

るといいようです。

地域によって造花をお供えすることが稀だったり、逆に多いところもあります。

例えば九州地方では、暑さや降灰のため生花が1日で枯れてしまうことも多く、造花を利用す

る方が多いようです。

逆に関東圏では造花を利用する方はまだまだ稀だそうです。

飛ばされない工夫

造花をお供えするときの注意点として、造花に重りをつけることをおすすめします。

風で飛ばされてしまうことがよくあるからです。

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なぜお花をお供えするか

先ほどもちょっと書きましたが、お花をお供えすることは仏教の教えからきています。

仏教の教えの中に、お花をお供えすることは修行の1つとされているそうです。

いづれ枯れゆく花の儚さは、命の尊さを説き、自然の厳しさを教えてくれます

そしてお花はお供えした方の心を清める働きがあるそうです。

そのためお供えする私たちの方に向けて生けられるのだそうです。

またお花はご先祖さまを大切に思う気持ちからお供えするものです。

やはり枯れたお花をそのまま飾っておくのはよくないことです。

生花、造花に関係なくお供えするお花は棘のあるものはよくないそうです。

他にも毒素のあるもの、強い香りのあるもの、つる状のものは避けた方がいいそうです。

そして四十九日まではお花は派手な色は避けを基調としているものを選びます。

四十九日が過ぎたら鮮やかな色のお花もお供えするといいです。

造花は鮮やかな色が多いので適しているといえます。

お供えするときの本数は奇数のお花を左右に同じ数づつ生けるという決まりがあるそうです。

最後に

もともとは家の庭に咲いているお花をお供えしていたそうです。

ですが今はお供えする生花は買うのが当たり前ですね。

時代と共に生活は変わり、昔のようにいかないことも増えてきていると思います。

大切なことはやはり、ご先祖さまへの思いではないでしょうか。

生花であっても造花であっても、心をこめてお供えさせていただきたいですね。

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