ヘアドネーションの長さの目安は?31㎝に足りなくても大丈夫!

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ヘアドネーションをしたい場合、長さの目安について気になるところですよね。

せっかく寄付しよう思っても、ちょっと短かいとか、長さが足りている髪もあるけれど、短い髪も混じっているなど、心配になる点がいくつか出てくると思います。

そこで今回ヘアドネーションをスムーズに行うために、まず重要なポイントとなる長さについてと、その他の抑えておきたいポイントについてもまとめてみました。

参考にしてみてください。

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ヘアドネーションの長さの目安

ヘアドネーションをする場合、31㎝が必要な長さの目安といわれています。

ヘアドネーションを受け付けている主な団体としては

  • JHD&C(ジャーダック)
  • つな髪

という2つがあります。

この2つの団体の髪の長さの条件には少し違いがあります。

ヘアドネーションの長さの目安と測り方

JHD&Cの長さの規定は12インチ以上=30.48cm以上ということです。

なので31㎝以上が必要な長さの目安ということになります。

そしてつな髪の場合は2つの長さの規定があり、

  • 15㎝以上
  • 31㎝以上

ということなんです。

つな髪では「髪の毛付きインナーキャップ」というものも作っていて、この場合は15㎝以上の長さがあれば、寄付することができます。

なので、長さが31㎝ないからと諦める必要はありません。

そして長さを測るときは、

  • 乾いた状態
  • くせ毛は伸ばす

という点に注意して、切り口から毛先までを測ります。

長さがバラバラでも大丈夫?

長さには規定がありますが、髪は枝毛、切れ毛、シャギーやレイヤーが入っていても大丈夫ということです。

となると髪の中には規定以上の長さの髪もあれば、規定に満たない短い髪も混ざっている可能性があるということになりますよね。

長さがバラバラでも大丈夫なのでしょうか?

混ざっている短い髪は、ウイッグ製作の費用を賄うために転売などして、廃棄されたり無駄になることはないということなので、これについても安心ですね。

では実際に送るときの条件についても見ていきましょう。

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送るときの条件

ヘアドネーションを送るときの条件には長さの他に次の3つの条件が必要になります。

  1. 必ず乾燥した状態で髪を切り、乾いた状態で送る
  2. 同じ人の髪は一つに束ねる
  3. 引っ張ると切れてしまうほどのダメージがないこと

以上のことを踏まえて寄付することができます。

そして年齢・性別・国籍などに関係なく、誰でも寄付することができ、ヘアーカラーやパーマが施されていても大丈夫ということです。

また「ウイッグ」を作る過程で、カラーリングやトリートメントなどによって均一に整えられますので、白髪であっても問題ないのだそうです。

              

どこでカットするか

ヘアドネーションをすると決めたら、実際に髪をカットしなければなりません。

美容室で切ってもらう場合もあれば、自宅で自分か家族に切ってもらうという場合もあると思います。

美容室でカットしてもらう

美容室でカットしてもらう場合は、賛同美容室やドネーションカット対応の美容室を利用するとスムーズです。

カット料金の割引があったり、切った髪を郵送してくれたりします

もちろん行きつけの美容室でお願いすることもできますが、事前に問い合わせることが必要です。

カットの仕方など説明して、普段とは違うやり方をお願いしなければならないので、美容室によっては引き受けてもらえないということも考えられます。

自分や家族がカットする

自分や家族にカットしてもらうという方法もあります。

なかなか自分や家族が行うのは難しいと思いますので、それぞれの団体のサイトにやり方の画像が載っているので、参考にして行ってみてください。

JHD&C(ジャーダック)はこちら→JAPAN HAIR DONATION & CHARITY(通称:JHD&C,ジャーダック)

つな髪はこちら→(株)グローウィング つな髪

*因みに賛同美容室やドネーションカット対応の美容室もこちらのサイトから見つけることができます。

では最後にヘアードネーションによって集まった髪が、「ウイッグ」として生まれ変わる過程についても見ていきたいと思います。

1人分に20人以上の髪が必要!

ヘアドネーションとは病気や治療のために、髪を失ってしまった18歳以下若しくは高校生以下の子供さんのために、ウイッグをプレゼントするというボランティアです。

JHD&Cによると、1人分のウィッグを作るのに、だいたい20人〜30人もの髪が必要になるそうです。

そしていろいろな人の髪で作るので、色や髪質がバラバラな状態を均一にするために、化学処理が行われ半年から一年もかかります。

そしてようやく「ウイッグ」の材料として生まれ変わります。

その後その「ウイッグ」を着ける子供さんの頭のサイズなどを測り、ウイッグメーカーにフルオーダーで作ってもらいます。

出来上がった「ウイッグ」は実際に子供さんが身に着けて、ボランティアの美容師さんが希望のヘアスタイルにカットします。

このようにして多くの善意に支えられ、いくつもの過程を経て、たった一つの「ウイッグ」が出来上がるのだそうです。

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まとめ

ヘアドネーションをする場合、31㎝が必要な長さの目安と言われています。

ですが、ヘアドネーションを受け付けている団体には

  • JHD&C(ジャーダック)
  • つな髪

という2つの団体があり、JHD&Cでは31㎝以上ですが、つな髪では15㎝以上、31㎝以上のどちらかの長さを満たしていれば、寄付することができます。

そして送り方など条件がいくつかあるので、よく確認して行うことが必要です。

またカットするときは、賛同美容室やドネーションカット対応の美容室を利用すると、カットの割引特典を受けられたり、髪を送ってくれたりもするのでスムーズです。

自分の髪が誰かの「ウイッグ」として生まれ変わり、喜ばれたら嬉しいですよね。

いろいろ条件はありますが、それもせっかく寄付される髪が無事「ウイッグ」や「髪の毛付きインナーキャップ」に生まれ変わるために必要なことです。

因みに髪を送る場合に、郵送料金が不足してしまっていることがあるそうなので、寄付される方はよく確認して送るようにするといいですね。

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