コンセントの掃除は見逃しがちですが、気が付いたらホコリがたまっていたり、湿気を含んでベタベタしていたなんてことありますよね。
電気のところなので、下手に掃除をしたら感電したりショートするんじゃないかと不安になってしまうと思います。
でも放っておいたら火災の原因になることもあり、しっかり掃除をして安全に使いたいですね!
そこで今回コンセントやプラグの掃除の方法についてまとめてみました。またたまったホコリが原因で起こるトラッキング現象についても解説しています。
参考にしてみてください。
コンセントの掃除の方法
コンセントを掃除する場合、コンセント側と差し込むプラグ側の両方を掃除する必要があります。
では早速コンセント側とプラグ側それぞれ分けて見ていきましょう。
コンセント
コンセントを掃除するとき、まず2つの穴にホコリがたまっていないか確認してみましょう。たまっているようでしたら掃除機で吸い出します。
掃除機で吸い出すときのポイントと注意点は
- ブレーカーを落としてから行うようにする
- 付属の先の細いパイプを使って吸い出す
- 片方づつ掃除機をあてるようにする
です。
そしてもしコンセントの表面が汚れていたら、乾拭きで汚れが取れればいいですが、油汚れなどの頑固な汚れの場合はカバーを外してしっかり汚れを落としましょう。
コンセントカバーの外し方は下の動画を参考にしてみてください。
外したカバーに住宅用洗剤を吹き付けてしっかり汚れを拭き取り、乾拭きをしてよく乾かしてから取り付けます。
*コンセントを外した中側や差し込み部の穴の中は絶対に濡らさないでください!
もし万が一洗剤などで濡らしてしまったら、電気屋さんに相談して、交換してもらった方がいいです。
では次にプラグの方を見ていきましょう。
プラグ
プラグの掃除では、差し込み部分の金属のところにホコリがついていたら拭き取りましょう。
簡単に取れそうだったら、乾いた布やティッシュで拭き取ります(ティッシュを使う場合は破れて破片が残らないように強くこすらないようにします)
破片が残っていると火災の原因になることがあります。
こびり付いている汚れには、
- 固く絞ったぞうきんに住宅用洗剤を含ませよく拭き取る
- 乾拭きをして必ずよく乾かす
濡れているとショートの原因になるので、必ずよく乾かしてから差し込むようにします。
【差し込みがゆるい場合】
プラグは奥までしっかりと差し込んで使うので、ゆるくてすぐに抜けてしまうような状態だと、ホコリがたまりやすくなり火災の原因です。
もしゆるい場合は差し込み部分の間隔を少し広げてみることで、しっかり差し込めるようになることがあります。
指では広がらない場合は硬貨を使うとやりやすくなります。
実際にやってみました↓
コンセントを点検してみたところ、プラグがゆるくしっかり差し込まれていないところがありました。
早速プラグの金属部分を百円玉を使って少し広げてみたら、しっかり差し込めるようになりました。
ちょっと見にくいですが、こんな感じにすき間がなくなりました!
でも方法はプラグの破損にもつながることもあるので、何度も行うことはあまりお勧めできません。
自分で交換できる部分もあるようですが、場所によっては資格のある電気の専門家でないとできないので、必要な場合は電気屋さんに相談してみるといいです。
ところでコンセントの掃除が必要な理由は、ホコリが原因で火災が起きることがあるからですが、これはトラッキング現象といわれています。
では次にそのトラッキング現象について見ていきましょう。
トラッキング現象とは
コンセントとプラグの間にすき間があると、ホコリがたまり湿気を帯びると、微量な電気が流れ、火災の原因になってしまうことがあります。
これをトラッキング現象といいます。ホコリがたまりやすい場所や湿気の多い場所のコンセントは特に注意が必要です。
注意すべきポイントとして
- コンセントとプラグの間にすき間がある
- プラグの上にホコリがたまっている
このような状態の場合は、トラッキング現象が起きやすい状態です。
すぐに掃除をしてホコリを取り除いたり、プラグがゆるい場合は奥までしっかり差し込めるように対策しましょう。
トラッキング現象による火災の防止策
長いこと差しっぱなしだったり家具や冷蔵庫の後ろなどの目につきにくい場所のプラグは、時々ホコリがたまっていないか点検し、掃除することが必要です。
掃除の他の対策としては
- 使わないときはプラグをコンセントから抜くようにする
- トラッキング防止加工の電気コードやプラグカバーを使ってみる
などあります。
手の届きにくい場所にあるコンセントほどホコリがたまりやすかったりしますが、なかなか使わないときにプラグを抜くのは大変です。
しばらく留守をするなど長時間使わないときなどはプラグを抜くようにしたり、ホコリがたまるすき間ができない電気コードやプラグカバーを取り入れてみるといいです。
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まとめ
コンセントの掃除は、コンセント側とプラグ側の両方の掃除が必要です。
コンセント側を掃除する場合は
- ブレーカーを落としてから行うようにする
- 付属の先の細いパイプを使って吸い出す
- 片方づつ掃除機をあてるようにする
プラグ側の掃除をする場合は
- ホコリを乾いた布やティッシュで拭き取る(ティッシュは破片が残らないように)
- ベタついている汚れは、固く絞ったぞうきんに住宅用洗剤を含ませ拭く
- 濡れたぞうきんで拭いた後は乾拭きし、よく乾かす
コンセントの中側や差し込み部分の穴の中は絶対に濡らさないでください。プラグ側も必ず乾かしてから差し込むようにしましょう。
プラグにホコリがたまりコンセントとのすき間に入り込み湿気を帯びると、トラッキング現象という火災の原因になることがあります。
コンセントは定期的に点検し、ホコリがたまっていたら掃除をしてきれいにしたり、目の届きにくいところはトラッキング防止グッズを取り入れ、万が一の火災を防止しましょう。