冬至とは?食べ物の風習はどんなものがあるか?

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『冬至』といえば、一年で昼間の時間が一番短い日ですね。

これからますます寒くなるのは嬉しくないですが、明日から今度は昼間の時間がどんどん長くなるのだと思うと、春が近くに感じられます。

冬至には実際太陽がまた強くなり始める「復活の日」として、世界中でも冬至祭としてお祝いする国々があるのだそうです。

『冬至』といえば「かぼちゃを食べる日」としてしか思っていませんでした。

でも考えてみれあば、「なぜ冬至にはかぼちゃを食べるのか?また由来ってなんだろう?」といろいろ疑問に思いました。

そこで今回はその『冬至』についてまとめてみました。

参考にしてみてください。

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冬至とは

冬至は一年で昼間の時間が一番短い日です。

でもご存知でしたか?
昼間の時間は短いのですが、日の出の時刻は一番遅いわけではないし、日の入りの時刻は一番早いわけではないのです。

日の出の時刻が一番遅い日は、冬至より1週間以上遅く、1月の初め頃だそうです。

そして日の入りの時刻が一番早い日は、11月の終わり頃から12月の初め頃だそうです。

つまり冬至の日には、日の出はまだまだ遅くなっていく段階にありながらも、一番早く沈む日は過ぎて日の入りが遅くなっていっているので、夕方には日が長くなったように感じられます。

冬至は1年で一番日が短いため、その日を境に太陽の力がまた強まっていく復活の日として、世界で冬至祭としてお祭りが行われる国や地域があります。

また、古代には冬至が新年の始まりとしていた国もありました。

実は、クリスマスはイエス・キリストの誕生日をされていますが、イエスの誕生日は聖書にも書かれていないため、はっきりわかっていません。

12月25日がイエス・キリストの誕生日として祝うことになったのは、冬至の日が起源となっているそうです。

中国では冬至の日を『一陽来復』といって、悪い気が去り、すべてが上昇に転じる日としてお祝いしました。

日本では、中国で行われていた厳粛な儀式が、中世のころに伝わってきたのが始まりです。

日本では冬至は中国のように『一陽来復』の日であるとともに、『死に一番近い日』とされ、厄を払い、無病息災を祈る日として今に至っています。

冬至の風習

かぼちゃ

冬至といえばかぼちゃを食べますよね。

昔は作物が取れなくなる冬には、保存が利くかぼちゃはとても貴重でした。

また、かぼちゃは栄養価が高く、身体が温まることを昔の人は身を持って知っていたのですね。

厳しい冬を健康に乗り切るため、また厄を払う意味でも願いを込めてかぼちゃを食していたのでしょう。

他にもいろいろ冬至に食べるといいとされる食べ物があります。

かぼちゃもそうですが、これらの食べ物は語呂がよく縁起のいい食べ物として取り入れられました。

このことをを『運盛り』(「うんもり」と読むそうです)といって、運が良くなる願いを込めたのですね。

「ん」=「運」の付く食べ物  冬至の七種
南瓜・・・なんきん(かぼちゃ)
蓮根・・・れんこん
人参・・・にんじん
銀杏・・・ぎんなん
金柑・・・きんかん
寒天・・・かんてん
饂飩・・・うんどん⇒うどん

これらの食べ物は縁起のいいというだげでなく、厳しい冬を乗り切るための栄養価の高いものばかりで、ここでも昔の人たちの知恵に感心させられます。

この冬至の七種は関西方面で特に取り入れられている風習です。

他には、
とうじにちなんで、「と」や「とう」の付く食べ物

とうふ、とうがらし、どじょう

小豆
小豆の赤い色は厄除けに効果的と考えられていました。
冬至の朝小豆粥を食べると身体が温まり、健康に過ごせるとされました。

地域によって、小豆粥を食べたり、小豆とかぼちゃ煮を食べたりします。

こんにゃく
胃の中を掃除してくれる食べ物です。
「胃のほうき」「腸の砂下ろし」とも呼ばれます。

ゆ ず 湯     

冬至にはゆず湯に入りますよね。ゆず湯に入ると、身体が温まります。

ゆず湯の効果も昔の人はちゃんと知っていたんですね。

そしてゆず湯にはいる理由は語呂合わせとしてもなかなかのものです!
冬至・・・湯治
ゆず・・・融通が利く

ゆず湯の湯治で、健康になり、融通が利いて頭も柔らかくなるといいったところですね!

そしてゆずの強い香りは邪気を払うといわれ、身を清める意味でもゆずがいいとされました。

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