日本では昭和40年代の終わりごろから50年代にかけて、紅茶キノコは健康食品として流行しました。
『紅茶キノコ』とは酸味のある発酵飲料のことで、ブームのころは自宅で手作りしている人がたくさんいました。
その紅茶キノコが欧米でKombucha(コンブチャ)という名前でとても人気がある影響もあってか、日本でもまた徐々に人気が高まっています。
今回その『紅茶キノコ』とはどんなものかについてまとめてみました。
参考にしてみてください。
Contents
紅茶キノコとは
紅茶キノコはもともとは東モンゴルが原産で、シベリアで飲まれるようになった発酵飲料です。
紅茶(若しくは緑茶)に砂糖を加えて、そこにゲル状の塊を約2週間ぐらい漬け込むことで発酵させます。
このゲル状の塊は酢酸菌が糖類を発酵させて作り出したセルロース(食物繊維)で、見た目がキノコに見えるため、この名前が付きました。
デザートのナタデココは、ココナッツジュースで培養させたゲル状のものをデザートとして食べているもので、同じ仲間です。
ネットで調べてみると、茶色の液体の上に、茶色のナタデココ状の塊が浮かんでいる写真が色々見られます。
昭和の紅茶キノコ→アメリカでコンブチャに名前を変えて大ブレイク中!#ラストコップ #ラストギャップ #健康食品編 #ゲル状 #株分け #酸っぱい #発酵 #自家製 pic.twitter.com/3jIlG885vQ
— 紅茶キノコ=コンブチャスターターキット (@OK_KombuchaJP) 2016年10月7日
ツイッターにも載っていましたが、スターターキットがあるんですね!
昭和40年代末のブームのときは、株分けしてもらって多くの人が家庭で手作りしていたようですが、私は全然知りませんでした。(知ってるはずの世代なんですが...)
見た目的にちょっと抵抗を感じてしまいますが、スターターキットがあるなら、挑戦するときは利用したいですね。
紅茶キノコはリンゴ酢のような酸味のある味で、0.5%ぐらいのアルコール分を含みます。
紅茶キノコの味については、紅茶キノコはどんな味がするの?その酸味が美味しくて人気の秘密!で書いています。
良かったらそちらも読んでみてくださいね!
市販のものは通販で買えますが、アルコールを含まない物もあったり、カフェインも控えめだったりするので、子供さんや妊婦さんにもおススメな発酵飲料です。
酸味のある飲み物は疲れを回復させてくれたり、体に良いと聞くので、飲んでみたいですね!
紅茶キノコの効果についても「紅茶キノコの効果とは?睡眠をサポートするビタミンB12が豊富!」の記事で解説しています。興味があったら読んでみてくださいね。
欧米ではコンブチャ!?
欧米では「コンブチャ」と呼ばれ、とても流行っているのだそうです。
「コンブチャ?」と聞いて、最初は「昆布茶?」思いましたが、全然関係ないんですね。
コンブチャの名前の由来ははっきりしないのだそうですが、いろいろな説があり
- 韓国語で「Kom」が「菌」という意味あることから…という説
- ゲル状の物体を海藻と勘違いして、日本語の「昆布茶」と混同した…という説
- Kombuという医師が日本に伝えた…という説
などがあるそうです。
いずれにしろ、日本人にはなんだか馴染みやすくて覚えやすい名前ですよね。
アメリカに住む友人に聞いてみたら、やっぱりとても人気があり、お店の一角にコンブチャコーナーがあると言って、写真も送ってくれました。
これが全てコンブチャなのだそうです!
大きさはペットボトルのサイズで、値段は350円ぐらい、日本の特保のペットボトルよりも高めの健康飲料といったところでしょうか。
中にはチアシード入りのコンブチャがあったり、レモネード味やレモン・ジンジャー味などの他いろいろ種類があるのだそうです。
飲んでみたいですねー
日本でももっと身近に手に入るようになるといいですね!
まとめ
紅茶キノコはもともとは東モンゴルが原産で、シベリアで飲まれるようになった発酵飲料です。
紅茶(若しくは緑茶)に砂糖を加えて、そこにゲル状の塊を約2週間ぐらい漬け込むことで発酵させます。
このゲル状の塊は酢酸菌が糖類を発酵させて作り出したセルロース(食物繊維)で、見た目がキノコに見えるため、この名前が付きました。
欧米ではコンブチャという名前で、とても人気があります。アメリカではスーパーにコンブチャコーナーあるほど流行っているのだそうです。
日本では昭和40年代の終わりごろから50年代にかけてとても流行った健康飲料で、また徐々に人気が高まっています。
自宅で手作りしている人もいますが、市販のものは通信販売での購入になるので、アメリカのようにもっと身近に買えるようになるといいですね!