ナッツは癖になりやすく、食べ始めると止まらなくなり、ついつい食べ過ぎてしまいますね。
そんなナッツはその大半が油なので、食べ過ぎると太るのではないかと心配になってしまうと思います。
ですが、ダイエット効果があり、むしろナッツを積極的に食べている人もいるんだそうです。
ということはナッツはいくら食べても太ることはないのでしょうか?
そこで今回ナッツは食べ過ぎても太らないのかどうか調べてみました。
参考にしてみてください。
Contents
ナッツを食べ過ぎても太りにくい3つの理由とは?
ナッツはその半分が油なので、やはり食べ過ぎてしまえば当然太ってしまってもおかしくありません。
ですがダイエットにおやつとしておススメな食品でもあり、そこには太りにくい理由があります。
それは
- オレイン酸の働き
- 食物繊維が多い
- 糖質が少ない
という3つの理由があるからです。
詳しく見ていきましょう。
オレイン酸の働き
ナッツに含まれる油は不飽和脂肪酸という良質な油は、動物性のバターやラードなどの飽和脂肪酸に比べて太りにくい油です。
ナッツには3種類ある不飽和脂肪酸のうち、主にオレイン酸とリノール酸の2種類含まれています。(クルミだけは3種類がバランスよく含まれています)
そのうちのオレイン酸には
- 脂肪細胞の増加を抑える
- 炭水化物を調整する
- 便通を良くする
- 抗酸化力が強い
- 悪玉コレステロールを減らす
- 血管の柔らかさを維持する
などの働きがあります。
食事をすると、血糖値が上昇し膵臓からインスリンが放出され、血中の糖分が脂肪に変えられます。
オレイン酸の働きは、血糖値を緩やかに上昇させることでインスリンの過剰な分泌を抑え、脂肪細胞の増加を抑制します。
またブドウ糖の吸収を妨げる働きがあり、炭水化物などをブドウ糖にまで分解させずに排泄させてしまうのだそうです。
脂肪細胞の増加を抑えたり、炭水化物を調整する働きがダイエットに効果的な大きな理由です。
またオレイン酸は便通を良くしたり、抗酸化力が強く老化を防いでアンチエイジングにもつながり、女性にはうれしいことばかりです!
食物繊維が多い
ナッツは食物繊維が豊富なため便通も良くして腸内環境を整えてくれるので、健康的なダイエットが期待できるというわけです。
私もナッツを食べると1日に大の方で何回もトイレに行きます。(汚くてすみません)
またナッツは消化が悪くよく噛んで食べる必要があります。そのため噛む回数が多くなり、満腹中枢が刺激され少量でも満腹感を得られます。
糖質が少ない
ナッツ自身糖質の少ない物が多いため、血糖値が緩やかに上昇し、インスリンの分泌が抑えられ、体内に中性脂肪が蓄積されにくいです。
この3つの理由により、ナッツは食べても太りにくい食品というわけです。
そうするとナッツはいくら食べても太る心配がないのでしょうか?それに他にも食べ過ぎた場合良くないことがないか気になりますよね。
なので次に食べ過ぎのデメリットについても見ていきましょう。
ナッツの食べ過ぎのデメリット
いくら体にいいからといっても、やはり食べ過ぎは何か支障が起きてもおかしくありません。
ナッツを食べ過ぎた場合、どんなデメリットがあるのでしょうか。
- 肥満の原因
- 胃腸を悪くする原因
- ニキビ、吹き出物の原因
が上げられます。
肥満の原因
ナッツは太りにくいとはいえその大半は油なので、食べ過ぎはやはり太る原因です。
ナッツに含まれるリノール酸は、私たちが他の食品などからもよく取っている油なので、ナッツを食べ過ぎるということは、リノール酸の過剰摂取になってしまうのです。
リノール酸を取り過ぎると肥満やアレルギーを引き起こす原因になることがあります。
胃腸を悪くする原因
ナッツはとても消化が悪い食べ物なので胃腸にとても負担がかかり、腹痛や下痢の原因になってしまうことがあります。
また腹痛や下痢にまでならなくても、ナッツの消化にエネルギーをとられてしまい、体が疲れやすくなるということもあるようです。
私もアーモンドにはまって毎日たくさん食べて続けて、結局胃を悪くしてしまったという経験をしました。
二キビ、吹き出物の原因
ナッツの油は血液をきれいにしてくれたり老化を防いでくれたりする作用があるので、ニキビや吹き出物が出来にくい良質な油です。
ですがやはり食べ過ぎるとニキビや吹き出物ができやすくなることがあります。
私も何度も経験しました。ナッツを大量に食べていると、口のまわりやあごのところによく吹き出物ができました。
ナッツには美味しくするために塩味や植物油などが添加されているものがあり、その添加物がニキビや吹き出物の原因と聞き、無添加のものを選ぶようにもしました。
それでもたくさん食べるとプツプツ出てくるので、やはり食べ過ぎには気を付けたほうがいいと思います。
ニキビや吹き出物のできやすい体質なども関係しているのかもしれないので、できやすい方だと思ったら余計と気を付けたほうがいいと思います。
でもナッツは食べ始めると癖になってしまうということはありませんか?
なぜナッツは食べ過ぎてしまうのでしょうか?
ナッツはなぜ食べ過ぎてしまうのか?
ナッツのような油分を多く含む食べ物は、中毒性がありついつい食べ過ぎてしまうということがあります。
これは油っぽいものを食べると、脳内物質のエンドルフィンが分泌される脳のしくみに理由があります。
これによりナッツを食べると脳は快感を感じ、満腹感を忘れさせていしまうのだそうです。
なので、ナッツは中毒性があることを認識したうえで上手に付き合っていく必要があります。
では最後に食べ過ぎないための方法を考えてみましたので、参考にしてみてください。
ナッツを食べ過ぎない対策
私は胃を悪くするまでナッツを食べ過ぎてしまい一度はやめましたが、胃の調子が良くなってきたら、またついつい食べてしまいます。
ですがもう二度と同じことを繰り返したくはないので、とにかく食べ過ぎないように気を付けています。
ナッツが食べ過ぎてしまう場合の対策として
- まとめ買いはしない
- 食べない日を作る
- よく噛んで食べる
ということを心がけるようにしています。
まとめ買いはしない
ナッツ中毒になってしまうと食べるのを止められなくなり、あればあるだけ食べてしまう危険があります。
そのためお得だからとまとめて買うのはやめた方がいいです。なるべく少量のもので1袋づつ買うようするといいです。
食べる分だけしか買わないというのが食べ過ぎない良い方法だと思います。
よくまとめ買いをして量を決めて小分けにするという人もいますが、私の場合その方法は効果がなかったです。
結局分けておいても身近にあれば食べてしまっていました。手元になければ食べたくても我慢するしかありません。
食べない日を作る
お酒の休肝日みたいですが、毎日は食べないようにしています。何日か続けて食べてしまったら、しばらく食べない日を作るというように。
食べたくてたまらなくなる時もありますが、食べたり食べなかったりしていると、結構コントロールできるようになる気がします。
よく噛んで食べる
ナッツは消化が悪い食べ物です。胃腸にとても負担がかかります。
なのでとにかくよく噛んで食べることで胃腸の負担を軽くしたり、またあごも疲れるので食べ過ぎを防げたりします。
中毒状態だと満腹中枢も麻痺してしまっているかもしれませんが、そういう時こそ一粒ずつよくよく噛んで食べましょう。
まとめ
ナッツに含まれる油は良質なので太りにくいといわれ、ダイエット時のおやつとして取り入れる人も多いです。
太りにくいという理由には
- オレイン酸の脂肪細胞の増加を抑えたり、炭水化物を調整する働き
- 食物繊維が豊富で便秘解消
- 糖質が少ないため中性脂肪が蓄積されにくい
ということがあるからです。
ですがやはり食べ過ぎると
- 肥満の原因
- 胃痛の原因
- ニキビや吹き出物の原因
などデメリットもあります。
そしてナッツには中毒性があるため、どうしても食べ過ぎてしまいやすい食品です。
食べ過ぎない対策として
- まとめ買いはしない
- 食べない日を作る
- よく噛んで食べる
ということに気を付けてみてください。
ナッツはダイエット時のおやつとしても最適な、栄養価が高くてとても美味しい食べ物です。食べ過ぎには注意して上手に取り入れていきたいですね。