子供の人見知りは本当にたいへんですよね。きっと苦戦しているお母さんは多いのではないかと思います。
実は私にも人見知りのひどかった娘がいます。
現在小学校6年生になり、今でもまだ人見知りを完全に克服したわけではありませんが、保育園の頃のようなひどい人見知りはしなくなりました。
なので今回、私の子供が保育園でどう人見知りを克服したか、またその時母親としてどう対応したかをまとめてみました。
参考にしてみてください。
保育園でのひどい人見知りを克服!
私の子供は最初にも言いましたが、ひどい人見知りでした。
これは、生後5か月から始まり、母親以外はダメ!といった頑固な性格でした。
本当に困ったもので、この人見知りは長く続きました。
娘が3歳のころ、仕事をすることになり、途中入園で保育園に入ることとなりました。
もともと4歳で幼稚園に入れるつもりでいたので、私も心の準備が、出来ていない状態での入園でした。
全く人見知りも克服できていないので、入園はすごく不安でしたが、子供の方がもっと不安なので、私は表に出さないように過ごしました。
そして、入園当日、まずは1週間の慣らし保育から入りました。
案の定、まず保育園に入った瞬間から、
「怖い!帰りたい‼」
そう言いました。
こう言われると、心に突き刺さるんですよね…。
しかし、慣らし保育なので、連れて帰ったら何の意味もありません。
初日は2時間程度だったので、子供にすぐ迎えに来ると言い、先生に抱っこしてもらい、追いかけられない状況で、私は帰りました。
門を出て1つ目の角を曲がるあたりまで娘の泣き声は聞こえました。
でも、これもいつかは慣れるはずと思い帰宅しました。
2時間後、迎えに行ったとき娘は先生にぴったりとくっついて、過ごしていました。
私がいない間は、泣き止んだもののやはり人見知りはひどく、みんながいる教室の中には入りたくないと廊下で座り込んでいたそうです。
次の日からは、慣らし保育の時間が少しづつ伸びていくのですが、
ほとんどの人は、3日くらいで通常保育となるそうです。
ですが、娘は一向に輪の中に入ろうとはせず、廊下で座り込んでいたために、集団行動ができない状態でした。
集団行動ができない状態では通常保育はできないということで、通常1週間の慣らし保育が娘だけ2週間となりました。
仕事に行くために保育園に預けたのに、保育園での人見知りがひどく、仕事に行けない状態でした。
私自身もとても困りました。
もう集団行動が出来なくても、通常保育をしてほしいと言ったこともありました。
ですが、それでは子供がかわいそうという保育園側の答えで、私は職場に無理を言い、出勤日をずらし続けていました。
いつになったら保育園での人見知りを克服できるのか…
それはある日突然のことでした。
いつものように朝泣きじゃくる娘に対して、一人の女の子がやってきました。
その子が娘に向かって、声をかけてくれたのです。
ですが、娘は人見知りなので、それも拒否でした。
ところが、それでもその子はめげません。
「○○ちゃん!遊ぼ!あっちでお団子しよ!」
といって嫌がる娘の手を引いて向こうへ走っていったのです。
私は内心助かったと思いながら、その日も午前中にお迎えに行きました。
すると、娘がニコニコしています!
朝声をかけてくれた女の子が隣にいてくれて、楽しく過ごしていたのです。
先生もまさかの出来事で、ビックリしていたものの、
「明日は教室内に入れるかどうか見極めて、入れたら慣らしを終了します。」
と言ってくれたのです。
明日次第で仕事に行ける!と私はドキドキしながら、次の日を迎えました。
「教室に入って集団行動をできると判断したら、電話はしませんので、通常の時間に迎えに来てください。」
「無理そうなら電話をしますので、早めに迎えに来てください。」
そう言われ、その日は自宅で待機をしました。
気が付けば、12時を過ぎていました。
いつもは11時にお迎えに行っていたのですが、12時を過ぎても連絡がないということは、娘は教室に入り、過ごせているということになります。
そのまま夕方になり、娘を迎えに行くと、朝と同じ女の子と、園庭を走り回っていました。
次の日も娘は朝は泣いたものの、最終的には友達と遊ぶようになりました。
娘は小6の今でも多少なり人見知りはありますが、保育園で友人と遊ぶ楽しさを知り、人と関わることが怖くないと学んでくれたのです。
人見知りの子は新たな一歩が踏み出せないだけなのです。
その一線を越えさせてあげられるのは、親でもなく友人なのです。
でも無理に気の合わない子とくっつけてもダメです。
大人だってそうだと思います。
知らない場所で知らない人と1日一緒に過ごすって辛くありませんか?
ですが、知らない人でも話していくにつれ、話が合う人ならどうでしょうか?
退屈せず1日が過ごせると思います。
子供だからといって誰とでも仲良くなれるわけでもないんです。
子供だって気の合う子と一緒にいたいものですよね。
保育園での人見知りを克服させるには、友人関係をうまくいかせるのが1番効果的です。
子供の人見知りに母親としての対応は?
保育園での人見知りの時、母親はどう対応すればいいのかというと、
『行くと決めたら振り向かない!』
これを守ることで子供は保育園に慣れていくそうです。
これは保育士さんのお言葉なので間違いはありません。
やはり、子供がママ!といえば親心で振り向いてしまい、そうすると子供は戻ってきてくれると期待をします。
期待させて結局は置いて帰るのですから、子供にとっては、さらにかわいそうな思いをさせてしまうことになります。
そして、お迎えに行ったら思いっきり抱きしめてあげます。
子供って保育園にお迎えに行ったとき、
「ママー!!」と言って走ってきてくれますよね!
そこであなたなりのスキンシップをし、寂しかった子供の気持ちを慰めてあげてください。
これを続けていくと、子供も置いていかれるけど、だいたいこの時間帯には迎えに来てくれると認識してくれます。
もし、朝の段階で遅くなると決まっているのであれば、
「今日はお仕事で遅くなるから、先生と遊んで待っててね!」と声をかけておくことも大切です。
もし、急な残業で遅くなってしまった時は、あなたのせいではありませんが、子供にはあなたから「遅くなってごめんね」と言ってあげてください。
それだけで、子供の気持ちはしっかりと癒されます。
どんな辛いことがあっても、大好きなお母さんに10秒抱きしめてもらうだけで、子供は心が満たされると言われています。
子供はあなたが大好きです。
『行かなければいけない時はきっぱりと行く!そして帰ってきた時はぎゅっと抱きしめて癒してあげる!』
これだけで大丈夫ですよ!
まとめ
人見知りをする子供が保育園に慣れるのは、本人はもちろんお母さんもとても大変なことですよね。
保育園での人見知りを克服させるには、友人関係をうまくいかせるのが1番効果的です。
そして母親としての対応は、『行かなければいけない時はきっぱりと行く!そして帰ってきた時はぎゅっと抱きしめて癒してあげる!』
ということが大事です。
人見知りの子は新たな一歩が踏み出せないだけなので、焦らずゆっくりと進めていきましょうね。