緊張すると眠くなることがある。その3つの理由と対処法を解説!

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緊張していると体は興奮状態なので、普通は眠くなるということはあり得ないように思いますよね。

でも実は緊張しているにもかかわらず、眠くなってしまうということはよくあるのだそうです。

これは緊張し過ぎると交感神経が高まり過ぎるため、副交感神経がバランスを取ろうとして強まり、眠気が起こってくるということです。

そしてその他にも眠くなてしまう理由があったり、ひどくなると病気の可能性も出てきます。

今回緊張するとなぜ眠くなるのかについてまとめてみましたので、参考にしてみてください。

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緊張するとなぜ眠くなるか?

緊張して眠くなってしまうという場合、主に

  1. ホメオスタシス(生体恒常性)
  2. 緊張による疲労
  3. 自律神経失調症

の3つの理由が考えられます。

ホメオスタシス(生体恒常性)

人間にはホメオスタシス(生体恒常性)という機能が備わっていて、環境の変化や体の状態の変化に対応するため常に体はバランスを取ろうとします

そのため緊張により交感神経が高まり過ぎた場合、副交感神経もバランスを取ろうと働きが強まり眠くなることがあります。

よく不安や期待で緊張しているときに、「何とかなりそうだ」「やっとここまできた」みたいな安堵感にみまわれると、緊張の糸が切れて眠気が襲ってくるということがありませんか。

きっと体の中では交感神経と副交感神経がせめぎ合っている状態なのだと思います。

緊張による疲労

緊張しているときは、体には力が入っていて肩や首の筋肉が硬くなり、血の巡りが悪くなります。

起立性の低血圧や脳貧血という症状をもっていると、十分睡眠をとっていても、頭がぼんやりしてくることがあります。

そして緊張は体を疲れさせ、ますます眠気の原因となってしまいます。

自律神経失調症

いつも頭のどこかで不安を感じていると、緊張状態が続いていて交感神経が常に高まった状態なってしまいます。

すると副交感神経もバランスを取ろうと同時に高まり、両方の神経が常に活発に働き、結果としてそれぞれの特徴的な症状が現れるようになります。

これは自律神経失調症の代表的な症状なのだそうです。

緊張状態というのは交感神経が高まったときに出る症状に対して、眠くなる状態は副交感神経が高まったときの症状の特徴といえます。

なので緊張しているにもかかわらず、眠くなるという矛盾したような症状が体に起き、一日中緊張と眠気に悩まされるということが起こってくるというわけです。

仕事や大事な場面で支障が出るなど症状がひどい場合は、早めに医療機関に相談されることをおすすめします。

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緊張して眠くなってしまったときの対処法

緊張していながらも眠くなってしまったときの対処法としては、

  • 深呼吸をする⇒呼吸が浅くなりがちな体に十充分酸素を取り込む
  • 耳を引っ張る⇒耳のツボを刺激して、体温アップで眠気を解消
  • 筋弛緩法(きんちかんほう…体にぎゅっと力を入れて一気に抜く)⇒自律神経のバランス調節
  • 背筋を伸ばす⇒体温アップにつながり、眠気を解消

などは、人前でも気づかれずに取り入れられる方法だと思います。

   

その他に緊張をほぐすために時間が取れる場合は

  • 光を浴びる⇒睡眠ホルモンの分泌を抑え、眠気が和らぐ
  • コーヒーなどでカフェインをとる
  • 目薬、洗顔、歯磨き⇒物理的な方法で体に刺激を与え、目を覚まさせる
  • ガムをかむ

などで気分転換をして緊張をほぐし、眠気を払うよう試してみてください。

自律神経を整えるリラックス法

自律神経は意識してその働きを自分で何とかしようとできるものではないと考えられていました。

ですが、最近はこの考え方は変わってきているのだそうです。

自律神経に影響をもたらしていることがわかったという世界でも珍しい体操があるのだそうです。

「カラダネ」というサイトで詳しく紹介されています。
こちらです→【医大実証エクササイズ】【やり方動画付き】

是非参考にしてみてください。

また「腹式呼吸」は自律神経を整えるのに効果的と言われています。毎日の日課として取り入れてみるといいです。

規則正しい生活や十分な睡眠とともに、普段から自分なりのリラックス法を身に着け、ストレスに強い心と体づくりを心掛けたいですね。

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まとめ

緊張して眠くなる場合の理由として

  1. ホメオスタシス(生体恒常性)
  2. 緊張による疲労
  3. 自律神経失調症

の3つが考えられます。

緊張しているときは、交感神経が高まった状態ですが、このとき副交感神経も自律神経のバランスを取ろうと働きが高まります

そのため緊張しているのに、眠くなるという状況が起こってくることがあります。

そして緊張すると体に力が入り血の流れが悪くなり、頭がボーっとしたり、夜よく眠れないということも起きてくるため、更に眠気につながってしまいます。

そしてこの交感神経と副交感神経のせめぎ合いが極端になってくると、自律神経失調症へと進み、症状はひどくなっていくのかもしれません。

もし仕事や大事な場面で支障を感じる場合は、専門の機関になるべく早く相談してみることをおすすめします。

話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になることもあります。一人で悩んでいるのはかえって良くないです。

眠くなるというと、「だらけている」「集中していない」といったように相手に感じさせてしまい、理解してもらえないことの方が多いかもしれません。

そのため自分を責め、更に緊張を招くという悪循環にもなりかねません。

できるだけ早く改善できるよう、まずは専門のお医者さんに相談してみましょう。

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